2009年10月31日

闘牛5 日本で見た闘牛

スペインで見た闘牛を書く前に…実は、渡西する前なんと日本で
闘牛を見ていたことを思い出しました。
宇和島のそれではなく、スペインから闘牛士たち、牛がこの日の
ために来日していたのです。
アレーナもスペインから取り寄せた黄色い砂で敷き詰められて
いました。

日本では動物を傷つける行為は違反ですので、省略された部分も
多々ありましたが、初めて見る珍しさに目を奪われました。

銛打ちは牛の背にあらかじめクッション風の的が取り付け
られていましたので、牛を傷つけることなく、打たれました。
そしてトレロのムレータさばきを楽しんで無事終了。
会場からオーレの声がわき上がり、雰囲気を味わいました。

その後、実際に砂上に下りて歩いたことを思い出します。
ついさっきまで牛が走り、トレロがムレタを振っていた砂上。
かすかに牛の汗?!のにおいがしたような。
ここで、牛と一対一で闘うのか…と思ったものです。

恐らく、スペインでのように牛を傷つけ体力を落とし、人間
と対等にすることができなかったため、このイベントの牛は
小ぶりの若牛を使ったのではないかと推測します。

それにしても、すごいイベントですよね。


・・・    ・・・    ・・・    ・・・


ネットでこの日のことを調べていましたら、下記サイトを
発見しました。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~tougyuu/nihonde.htm

1999年4月1日…渡西する半年前に見に行っていたらしい(笑)
あるツテから誘われ見に行くことができたのも、偶然では
なかったのかもしれません。

確か撮影は禁止だったような気がします。
フラッシュなどに牛も反応する…ということでしょうか?



posted by えこたん at 10:19| Comment(0) | スペイン あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月03日

「闘牛4」同好会の思い出

みなさん、こんにちわ。
もう、今年も残すところ3ヶ月ですね。早いものです。
今年は丑年(うしどし)ということもあり、記念すべきブログの第一号は闘牛の話
から始めましたが、なかなか話が進んでおらずあせあせ(飛び散る汗)今ここに再び書き
記したいと思います。

セビジャーナスというスペインの踊りについて、「マタドール(闘牛士)と牛」
を連想させると、ある本に書いてあったことから、闘牛とはどんなものか…とまだ
見ぬ闘牛に思いをはせていた私が、闘牛写真展をきっかけに闘牛同好会へ入ることと
なったといういきさつです。

同好会では前回もお話したとおり、闘牛をあらゆる角度から研究した(?)発表が
あり、とても興味深くいろいろな事を学びました。

そのころは、スペイン語も全くわかりませんでしたので、日本では”闘牛=闘う牛”
ですが、スペイン語ではコリーダ・デ・トロス=牛の走り(直訳)と言われている
ということも新鮮な驚きをもって知りました。
なぜかというと、牛が走らなければ、闘牛が成り立たないからだそうです。
いくらりっぱな闘牛士が牛を技にかけようと待ち構えても、牛が動かなければ闘牛士
は何もできないのです。
このもっともな理由に深く感動したものでした。

そんな調子でしたから、闘牛が牛の習性を利用したもので、牛の視覚範囲、牛の動き、
くせを闘牛場の短い時間で観察し、この牛にはどのように立ち向かい、どのように技を
かけるかを判断し、命がけで真実の瞬間(オラ・デ・ベルダー)にマタドールが挑む
のだというストーリーに、スペインは何て国だ!!と思わずにはいられませんでした。

マタドールの衣装は光の服(トラヘ・デ・ルセス)と言われます。
砂上に立つマタドールの服が太陽にキラキラ光って、…牛を促す闘牛士の声が響き渡る…
これは、闘牛を実際にスペインで見てきた人の発表でしたが、目に浮かぶようです。

しかし、なぜ光の衣装なのか?
光の衣装は同時に死に装束でもあるからだそうです。この衣装に一流の闘牛士は金を
縫い付けたり、とてもお金をかけているそうです。

貧乏人の馬係が、かぶっていた帽子で上手に牛をあしらっていたのが始まりと言われて
います。貧乏人でも成功するチャンスということで、たくさんの貧しい若者が夢を
見ましたが、牛の犠牲になった人間はおびただしい数に上ると推測されます。

闘牛士は闘牛の技術だけではなく、体力もなければ乗り切ることができません。
春から秋にかけて闘牛のシーズンは続きます。
春は牛も若く体がやや小ぶり、闘牛士にとっては有利ですが、シーズンが終わる頃
には、牛は大きく成長し、その分闘牛士には不利です。また春から休みなく闘牛を
こなしてきた彼らはシーズンが終わる頃には、疲れがピークに達しています。闘牛士
は小さな村でも分け隔てなく行きますからスペイン中を移動、移動の毎日なのです。

また、闘牛は闘牛士を中心としたグループ(ピカドール、バンデリジェロなどの)
で行われますが、闘牛士がそのグループ内の人々を養っている、というのも驚き
でした。闘牛士の活躍(収入)によってグループ内の人々の生活も違ってくるのです。
責任大ですよね。

歴代の名闘牛士の話もいろいろあり、人間ドラマが絡んでくると、ぐっと闘牛が身近に
感じられるような気がしました。

また闘牛は様々なところに影響していますね。
文学や音楽、歌、オペラ、映画、詩、フラメンコ…。
一つ面白かったのは、闘牛士が赤いムレタを激しく振る様子がフラメンコ・ダンサー
がファルダ(ドレスのすそ)を激しく打ち振る様子に似ていることからフラメンコの
名のついた技があったことです。同好会では、サンイシドロ祭でホセリートがその技
をやっているところをビデオで見ました。残念ながら、その技の名は忘れてしまいました。
もし、ご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください!!

フラメンコで闘牛といえば、カルメンですね。
私はアントニオ・ガデスの舞台を東京で観ましたが、だいぶお年を召されていました。
あー!!それ以前に来日した時の若いガデスを見たかったー!!と思ったものです。
ビデオでアントニオ・ガデスの「カルメン」が出ています。
闘牛士とホセ役のガデスがフラメンコのサパテアード(足さばき)で戦うところは
圧巻です。

話がそれましたが、同好会では12年前、そう、丑年にちなんでビッグイベントを
行う予定があったのです。
ちょうどオフシーズンのホセリート(当時現役)を日本に呼ぼう!!ということで
私も賛同のカンパをしました。現役の一流の闘牛士に会えるなんてめったにないこと
です。
しかし、事件は起こりました。1997年、ペルー日本大使館が占拠される。
その頃、休暇でペルーに滞在していたホセリートは来日を断念。まさか、という
結末でした。

それ以降、闘牛同好会から足が遠ざかってしまい、自然とフェイド・アウト。
…そして2年後の秋、思いもよらず私自身がスペインへと旅立つことになるのでした。


・・・   ・・・    ・・・    ・・・


次回は、実際スペインで闘牛を目にして感じたことを書きますね。
同好会で学んだことは書ききれないですが、最も誤解の多い「牛は赤に興奮する」
というのは、ウソです。動くものに反応します。ですから牛を誘う時、闘牛士はムレタは
動かしても、自分の体は絶対に動かしません。




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2009年08月11日

スペイン、アンダルシア、夏のおいしい飲み物

スペイン、アンダルシア、夏のおいしい飲み物といえば!!

ティント・デ・ベラーノ揺れるハート

赤ワインのファンタ割りです。

ティント・デ・ベラーノを注文すると、「ナランハ(オレンジ)オ
リモン(レモン)?」ときかれますので、どちらか好きな方を頼み
ましょう!!

店(バル)によって分量はまちまちですが、大体赤ワイン1にファンタ
2ぐらいだったようです。あとは氷を入れます。

その当時300ペセタぐらいでしたね。(160円くらい)
飲み物代でフラメンコの歌ライブを楽しめたりしました。

他の地方ではないようです。
夏休みにバルセロナへ旅行に行った時、バルのおじさんが「うちには
ないよ。アンダルシアの飲み物さ」と言っていました。



簡単なので、是非試して見てくださいねるんるん






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2009年07月31日

サルモレッホ

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今日の横浜はさわやかな一日でした。
今日のサルモレッホはキュウリなし。

トマトの酸っぱさが気になる人は、隠し砂糖を入れてみてください。
マイルドになります。(入れすぎに注意!!)

オリーブオイルが苦手な人は入れなくてもサッパリしていて美味しく
食せますよるんるん
posted by えこたん at 17:15| Comment(0) | スペイン あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月26日

スペイン・夏の冷たいスープ

暑い季節となりました。
本日7月26日の午後、部屋の温度計は30度を超えておりました。

今日はサルモレッホというスペイン・アンダルシアの夏の冷たいスープを作りました。
(今年三度目です)

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ハート型キュウリを早速スープに。
キュウリの皮はむかなかったので色の濃いサルモレッホができました。
出来上がってすぐなので、氷をいれてみました。


サルモレッホというのはガスパチョをさらに濃厚にアレンジしたものです。
ガスパチョは野菜をまるごとと、さらに水を加えるサラサラの冷たいスープですが、
サルモレッホは水分を極力除きます。濃厚でゆるーいクリームのような感じです。

スペインに留学していた頃、フラメンコのレッスンが終わり、そのままみんなで
バルで昼食をとっていた時初めてサルモレッホを食べたのです。
しかしながら、日本人には2、3人で一皿が限界でしょう。と言うのも、オリーブ
オイルがたくさん入っているからです。スペイン人はスープとして1人一皿飲むの
かもしれませんが、オリーブオイルに慣れない日本人はまず2〜3人で一皿を取り、
パンにつけて食べるのが良いのでは?と思います。
それにしても、あの濃厚で凝縮された美味しさが今でも忘れられません。

スペイン・アンダルシアの夏は50度。
暑さで小鳥が地面に落ちてくるほどなのです。
彼らが夏好んで食べるスープほど、栄養満点で夏を乗り切るのにベストなものは
ないと思いませんか??



その頃、同居していたスペイン女性が教えてくれたレシピをご紹介しましょう。

こぶしぐらいの大きな真っ赤なトマト3個ぐらい
キュウリ1/2〜1/3本
ピーマン1個
カチカチに干からびて硬くなったパン1かけら
にんにく1かけら
酢、塩、オリーブオイル

トマトの皮を湯むきします。
野菜を(ミキサーに入れますので)適度な大きさに切ります。
この時、トマトの水分をしぼって入れないように取り除きます。
キレイなオレンジ色の仕上がりにしたい人はキュウリの皮をむくのもいいかも
しれません。全てミキサーに入れます。
パンは水にぬらしギュ−ッとしぼって水気を取り除き、ミキサーに入れます。
(パンはとろみをつけるために入れるのだそうです)
そして酢、塩、を適量いれ、オリーブオイルをドボドボ入れます。
(オリーブオイルのビンは4秒くらい傾けていたのでかなりの量が入ります)
ミキサーをかけます。トロトロのなめらかな状態になるまで、念入りにミキサーを
かけ続けます。冷やして出来上がりです!!

家庭によってレシピも違う(パンを入れない家もある)そうですが、同居していた
女性からはこのように教わりました。

尚、にんにくの大きさ、酢、塩、オリーブオイルの量は、その他の野菜の大きさや
好みにより違いますので、調節してください。酢は小さじ1弱ぐらいから試し、
良い味を見つけてください。塩も始めは少なめに入れて調節してください。
にんにくは1かけらが大きいなという場合は、半かけを入れて味見をしてください。
オリーブオイルは大さじ2〜3ぐらいから試してみてください。

さて、カチカチに干からびて硬くなったパンというのが、気になる人もいることでしょう。
普段から壁に布袋がぶら下がっていて、特に同居人に尋ねもしなかったのですが、乾燥して
カチカチになったパンをその袋から取り出したとき、ナゾが解けました。
食べ切れなかったパンを乾燥させ、スープに入れていたのです。
日本では湿気にやられて無理ですよね。

さてさて、私の自家製サルモレッホはというと、ガスパチョとサルモレッホの中間
くらいに位置すると思います。
ほとんど上のレシピ通りに作るのですが、トマトの水分はそのまま(もったいない)
で、パンは入れません。酢、塩、オリーブオイルは目分量で入れています。
本場のサルモレッホに比べたら、かなり水っぽいので、スープとして飲んでいます。
(ただバルによっては「これはガスパチョだ!!」という頑固オヤジもいるだろうな
と思いますが(笑))

また様々な工夫もできますね。
オリーブの実の輪切りを飾ったり、茹でた卵のみじん切りを上にかけたり、クルトン
をかけてもいいと思います。またオレンジ色のきれいなスープなので、食卓も華やぐ
ことでしょう揺れるハート







posted by えこたん at 17:51| Comment(0) | スペイン あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月02日

「闘牛3」 アンティークな写真(絵ハガキ)

こんにちわ。
以前スペインに滞在していた時、バルセロナのノミの市で買った絵葉書
をご紹介します。

闘牛のストーリ仕立てになっています。


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すばらしい活躍した闘牛士に牛の耳が贈られます。


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1〜6枚までの写真は続いているのでしょうか???
最初、ノミの市で見たときは古い写真だと思ったのですが、裏を返すと
ハガキになっていました。
絵葉書の販売店??の住所や電話番号の判子が押されており、バルセロナ、
マドリッド、サラゴサの地名が混ざっています。
ハガキとして使われた形跡はなく、画鋲で留めていた跡がありました。

大切なコレクションだったようです。


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いつ、どこで、誰が???の記載は一切ありません。
気になるコレクションです。


posted by えこたん at 11:47| Comment(0) | スペイン あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月14日

ジャズ・フラメンコ

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かっこいいですね。


前回ピアノ・フラメンコを紹介しました。
実はフラメンコ熱に再び火がついてしまったようなのです(笑)

今回はジャズ・フラメンコのCDをご紹介します。

ホルヘ・パルド(Jorge Pardo)の運命に向かって(Veloz hacia su
sino)です。

私のお気に入りは、3.Una vez tendi la manoと7.Que no quiero dineroです。
カンテ(フラメンコの歌い手、エルポティート)の登場でフラメンコ
好きな私には「これで役者がそろった!!」感があるのです。
思わずハレオも飛び出し、体中の血が騒ぎます(笑)
これらを聴くとジャズとフラメンコ、なんて相性がいいのだろう!!と
しみじみ思え、幸せな気分になります。


以前にも「ジプシーキングスに思うこと」でブログに書きましたが、
フラメンコはなんて自由自在なのだろうと思います。良いものは全部
受け入れ進化し続ける…
遠い昔、インドから渡ってきた彼らのスタイル(訪れた土地の歌や踊り
を器用に取り入れながら旅を続けた)なのですね。
また、ジャズも即興性があり自由自在なのですね。相性が良いわけです!!


他には…
5.El lago(みずうみ)
フルートとフラメンコギターの掛け合いが美しい曲です。
フルートにからみつく繊細なギターの音色がみずうみのこまかなさざ波を
思い起こさせます。季節は晩秋でしょうか…?

11.Michelle
ビートルズの名曲ミッシェルがホルヘパルドのサックスの渋さとフラメンコ
ギターのスペインの香りで彩られた、なんとも言えぬしっとりとした
哀愁漂う曲に仕上がっています。これも秋を感じます。いいですね。

12.Otono(秋)
最後の曲は秋という名前です。
秋の気配漂う情緒あふれる曲です。






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2009年04月12日

ピアノでフラメンコ

最近、耳から離れない曲があります。
You tubeで懐かしいその曲を聴いて以来、頭の中でずっと流れ続けて
います。

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そんなわけで、久々にドランテス(Dorantes)のオロブロイ
(Orobroy)を聴いてみました。
ピアノでフラメンコ…
初めて聴いた時の衝撃と感動がよみがえりました。
本当にすばらしいです!!

ピアノが歌ってます。
フラメンコはギターと思いますが、ピアノがフラメンコを歌っています。

…ちなみに頭の中で鳴っている曲は3.Orobroyです。
ドラマチックなすばらしい曲です。
特に子供たちの歌声が入るところが好きです。

またCD中の6.Silencio de patriarcaでは、なんと!!ピアノが
サパテアード(フラメンコの踊り手が靴で床を打つ)を踏みます!!
…すごい迫力です。

よろしかったらぜひ聴いてみてくださいねるんるん





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2009年04月09日

気になる旅 〜巡礼の道〜

先日、旅と旅行の違いって?!というブログを書きましたが、最近の
海外旅行の傾向は、観光というよりは何かを成し遂げる旅というのが
人気なのだそうです。

タヒチで写生をしたり、イタリアで自転車大会に出場したり、
オーストラリアでマラソン大会に出たり…確かにすばらしい旅になる
こと間違いないですね!!


私の場合、最近また気になりだしてきたのが、巡礼の道です。
巡礼の道というのは、スペインのサンチアゴ・デ・コンポステーラ
というキリスト教聖地へお参りするための長い長い巡礼路です。
いくつかルートがありますが、フランスの町からピレネー山脈を越えて
行くルートが一番有名なのかもしれません。

この巡礼の道については、様々な本が出ており、体験記なども今では
ネットで気軽に閲覧することができますね。

シャーリー・マクレーン著の「エル・カミーノ」も自らが巡礼の道を
歩き通した、その時の体験を書いたものです。
興味深いのは、歩き始めはピクニックのような…みんな話をしながら
意気揚々と歩きます。歩き続けるうちに、変容が始まるそうです。
疲れや体の痛みとの闘い…自分自身との闘い…やがて肉体が巡礼者と
しての日課に慣れた頃、意識は自分の内に向かっていくそうです。
…ひたすら歩く。前に進む。頭が空っぽになり、雑念が消えていく…。
彼女は一種の瞑想状態におちいり前世の記憶なども呼び起こされたようです。

いろいろな体験記を読ませていただきましたが、「なぜこんなに苦しい
のに長い長い道を歩き続けるのだろう?」とほとんどの人たちが巡礼の
道を歩きながら自分自身に問うそうです。

巡礼の道は人生にも似ていますね。
サンチアゴ・デ・コンポステーラへの道…様々な苦難を乗り越え、神の
元に到達するという、それはいろいろなヒーラーの方々が言われている
ように、人間の魂は最後には神に(光に)到達することを目標にしている
という、まさにそれを明確に具現化しているような気がしてなりません。

現在では、キリスト信者に限らず、いろいろな目的(自己鍛錬など)で
歩く方も多いようです。
posted by えこたん at 13:20| Comment(1) | スペイン あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月03日

「闘牛2」 おすすめ本

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だいぶ遅くなってしまいましたが、闘牛についての第二弾です。
当時東京の闘牛同好会に所属していたおかげで一冊の素晴らしい本に
出会うことができました。


「さもなくば喪服を」という本でハヤカワ文庫から出ております。
闘牛士エル・コルドベスのすさまじい闘牛人生を記したノン
フィクションです。
当時この本を手にとってから、一気に読み終えた私は、これが、
ノンフィクション?!事実は小説より奇なり…と衝撃を受けました。

彼はスペイン内戦の少し前の生まれだそうです。
その頃の時代背景についてもきちんと本書は触れており内戦体験者の
生々しくも恐ろしい九死に一生を得た話を知ることができます。

このような時代背景、餓死寸前の幼少時代を過ごし…どうして彼が闘牛士
を目指すことになっていくのかが良くわかります。
お金のない少年達がある方法で実際の牛を調達し月光の下、命がけの
練習にいどみます…ハラハラする場面展開を、彼を知る人々の肉声と
闘牛士としてすでに名声をあげていた彼の初マドリード(ベンタス、
サンイシドロ祭)での闘牛の姿とが同時進行して本書は話が進んでいきます。

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この本の魅力は、妙にリアルなところでしょうか。
闘牛場の歓声やオーレ!!の掛け声、瞬時にして緊張した空気に
包まれる場内、闘牛仲間達の心底からの警告が歓声にかき消されて
しまう場面、無謀な技を披露する狂気じみたコルドベス、素晴らしい
闘牛を披露して場内を周る感無量のコルドベスが闘牛場に投げ入れられた
たくさんの物の中から一輪の花を拾い上げ手にする場面…なぜか目に
浮かぶような気がします。


闘牛の魔力についても触れられています。
牛がムレタ(赤い布)をただのおとりと見破り、人に向かって
くるまでに10分。その間に闘牛士はかたをつけなければ命を落とし
かねません。さらにこの牛は左目が全く見えず、予想外の動きをする
危険な牛と周囲も彼自身もわかっていました。自らの命を危険にさらし
つつも、牛をムレタで自由にあやつり牛と一体になったかのような陶酔感、
それによって得られる成功、オーレ!!の掛け声、自分に感じられる
素晴らしい力、この上ない幸福感にあらがえなかったと…。
周囲による必死の警告は彼に届かず、歓声の中、必要以上に彼はムレタ
を振り続けたのです。
そしてついに彼は…。

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同本中の写真から エルコルドベス


こういうのをドゥエンデ(duende)というのでしょうか?
フラメンコの世界でも踊り手などが魔力のようなものにとりつかれると
いう話をきいたことがあります。それをドゥエンデというのだそうです。

その他本書ではエルコルドベスが今までの闘牛士とは違い型破りな
闘牛士であったことやその魅力について、また彼を一人間として
述べている部分もあり、闘牛を超えた深いところに思いめぐらすことが
できます。



それから、一つ思い出したことがあります。
20代半ばでスペイン一人旅をした時のこと。
当時は特にフラメンコ好き、闘牛好きと言うわけではなかったのですが、
ふらりと寄った闘牛博物館。人はほとんどいなかったです。
闘牛のことも知らず、もちろん闘牛士のこともまるっきり知らない私
でしたが、物珍しいという感覚で剥製になった牛や、闘牛士の服、写真
などを見て周りました。
と、その中の一枚の写真に釘付けになりました。
それは一人の闘牛士が肩車され、大勢の人に取り囲まれて観客たちから
の祝福を受けている白黒写真でした。
私が釘付けになったのはその闘牛士の顔でした。


”なんて誇らしげに笑うんだろう…”

しばらくその写真から目が離せませんでした。
こんな笑い方をする人初めて見たような感じでした。


話がだいぶ飛びます!!が…昔「王家の紋章」という少女マンガを友達
から借りて読んでいました。あらすじは、キャロルという女の子が主人公
でエジプト遺跡の発掘をしています。ある日王家の墓を発見するのですが、
封印が解け呪いが復活、キャロルは古代エジプトに連れ去られてしまう。
キャロルは現代の知恵を古代エジプトで発揮し、その優しさや色が白く
金髪で目は青いナイルのよう?!な容貌からナイルの娘=神の使いと
してあがめられる存在となる。そんなキャロルをその時代の若くて
ハンサムで勇敢なエジプト王子メンフィスは力づくで自分に振り向かせ
ようとします。キャロルはもちろん現代のアメリカの女の子らしく?!
例え相手がエジプト王子だろうと物怖じせず堂々と自分の意見を言い、
メンフィスに従いません。王子である自分に逆らう死をも恐れぬ女奴隷、
メンフィスは面くらい憎らしげに思いますがキャロルの言うことには
いちいち筋が通っており、優しさをも持ち合わせているキャロルに自分
どころか周りの人間達ともども惹かれていきます。
一方、キャロルは傍若無人、横暴、自分勝手、残虐なメンフィスが嫌で
たまりませんが、彼が時折見せる意外な優しさに戸惑い、やがて荒々しい
力強さに惹かれていきます。

そんな中、エジプトを心から誇りに思い愛しているというメンフィスの
思いが強く出ている場面が出てきます。ふとメンフィスの顔を見上げた
キャロルが彼の顔を見つめながら”なんて誇らしげに笑うのかしら”と
内心つぶやくのです。

長くなりましたが、こんな場面を思い出すのです。

きっとその闘牛士は闘牛を心から誇りに思い愛している…
ここまで書いて自分がすっかりキャロルになった気分がします(笑)

さらに、その闘牛士の特徴から言ってエルコルドベスに間違いないと
確信しています。


なんて偶然なのでしょう!!


posted by えこたん at 23:07| Comment(0) | スペイン あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月14日

セビジャ(セビリア)のオレンジの香水

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今日、探し物をしていたら、懐かしいものが出てきました。
セビジャ(セビリア)のオレンジの香水です。

以前セビジャのオレンジの花の花粉症についてブログを
書いた時、セビジャのオレンジの香水について触れました。
ブログに載せたかったので、ラッキーです。

柑橘系のすっきりした香りです。

パッケージの色はオレンジの実とオレンジの葉をイメージして
いるのでしょうね。
オレンジのイラストが可愛らしいです。

裏を見るとAGUA DE SEVILLAとあり、セビジャ、パリ、
ローマ、ニューヨーク、東京(!?)とあります。

東京!?

興味が出てきて、ネットで検索しましたが、見つからず…でした。
posted by えこたん at 12:56| Comment(0) | スペイン あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月13日

セマナ・サンタ(聖週間) 〜こぼれ話〜

スペイン、アンダルシア地方都市、セビジャ(セビリア)で
暮らしていた頃の話です。


セマナ・サンタ こぼれ話
セマナサンタ期間はセビジャの中心街は行き止まりや通行
止めになる道が増えます。言い換えれば、中心街にいれば、
必ず山車にぶつかります。あまり広くない通りに人があふれ、
山車が通っていれば、通行はできません。
一度、セントロから郊外へ抜けようとしましたが、八方塞がり。
どの道を行っても必ず、山車にぶつかるか、通行止めになって
いるのです。まるでゲームの主人公になった気分でした。
予想外の出来事にあせった私は、なんとか最後には大通りに
抜け出ることに成功!!しかし、帰る方向とは正反対、遠く遠く
離れた場所に一人ポツンとたたずむことに。
シエスタはとっくに過ぎ、お腹ぺこぺこ。このままセントロを避け、
大通りを遠回りして自宅に帰るにはあと1時間以上歩くのかしら…
途方にくれた私はもうバスを待つ気力もなく、疲れきってタクシーで
帰りました。街中をタクシーで自宅まで帰るなんて贅沢、この時が
最初で最後でしたけれど…あせあせ(飛び散る汗)

posted by えこたん at 15:57| Comment(0) | スペイン あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月11日

セマナ・サンタ(聖週間) 2

セマナサンタ(聖週間)1からの続きです)


山車のストーリー場面によって雰囲気や楽隊の演奏などが
かなり違います。キリストの数々の受難の場面では管楽器はなりを
ひそめ、無伴奏か、太鼓の音が重々しく悲しげに響きます。
周りの見物客なども静かに山車を見守ります。


朝早く見に行った山車もありました。
薄暗くてヒンヤリした空気に包まれ、うっすらと白くモヤがかかる中、
静かに山車が進んでき、キリスト像が現れました。
通りの人たちとともに、静かに山車を見送りました。


そして、セマナサンタも終わりに近づいた頃、マカレナ教会での
出来事は圧巻でした。
教会前に行くと、広い大通りまでぎっしりと人で埋め尽くされ
ていました。動くのもままならないほどの人・人・人。
やがて誰かが叫ぶのがきこえ、群集は水を打ったように静まり
返りました。一人一人が静かにマリア様の山車を待って
いるのです。話をする人など誰もいませんでした。
鳥肌が立つような静けさの中、どのくらい待ったのでしょう…、
ある種の緊張感・高揚感が空気を包み込んでいきました。

マリア様の山車の到着です。
すると、教会近くの建物のベランダに人が出てきて、
歌を歌い始めました。
無伴奏、マイクは使いません。
あー、これがサエタなのだ…と思いました。
フラメンコのCDにサエタが入っていましたので、
存在は知っていました。セマナサンタに歌われる宗教歌で、
セマナサンタ期間中いつどこで歌われるかは全く
知らされないものなんだそうです。
やがてサエタが終わり山車が教会へ戻って行くと広場の
緊張が解け、ざわつきが一斉に戻ってきました。
私も我に返りました。周囲では静かに泣いている人、
祈っている人、さまざまでした。


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2009年03月09日

セマナ・サンタ(聖週間) 1

この時期になるとセマナサンタを思い出します。

もう何年も前の出来事となりますが、まだスペインのアンダルシア
地方都市セビジャ(セビリア)に住んでいた頃のことです。
強烈な印象を受け、今でも場面、場面がよみがえります。
私はキリスト教徒ではありませんので、盛大なイベントとして
楽しむ感もありましたが、それだけではない、心にじんと
くるような場面にも遭遇し、これは一つの神聖な儀式なのだと
改めて強く感じさせられたものです。


聖週間セマナサンタの間、セビジャ中の教会の山車が町中を
練り歩くそうで、各山車ごとにキリストの復活へのストーリー
が一場面ずつあらわされています。
それらの山車がセマナサンタの期間中、いつどの道を通る
のかは間近にならないと公表されません。(毎年、日程が変わり
山車のコースも変わるそうです!!すごいですよね。)


特にきれいだったのは夜のトゥリアーナでの山車でした。
誘われるまま、通りに行ってみると、山車を待っている
人たちで道はあふれていました。
ドーン、ドーンとお腹が振動で震えるくらい大きな太鼓の
音とともに通り過ぎる楽隊の列、香炉を振り子のように
左右に振ってあるく人、そして山車の前後にはキリストの
受難をともに歩く人たちの長い長い列が続きます。目の
部分をくりぬいた三角帽子を頭からすっぽりとかぶり
独特な衣装をきています。靴は履かずに裸足です。
長いろうそくを各自がもっており、ロウソクの光が続きます。
そのロウソクから垂れたロウを丸めて集めている子供たちを
何人か見かけたりしました。
長い長い列が通り過ぎるといよいよ山車の登場です。
真っ白い衣装に刺繍の施された美しいローブをまとった
マリア様の山車です。いくつものロウソクに照らしだされ光り
輝いていました。
マリア様の山車に向けて通りの建物から花びらがまかれます。
まるで映画を見ているような、幻想的な世界です。



セマナ・サンタ(聖週間)2へつづく
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2009年01月31日

チョコレートリキュール 〜ふと心をよぎったこと〜

ゴディバのチョコレートリキュールを飲んでみました。
ミルクで割ったり、コーヒーにたらしたり、アイスクリームにかけたり、
いろいろな楽しみ方がありますね。
冷やしてストレートでちょっぴり飲んでみた後、ミルク割りをして
みました。

どちらも口当たりよく、とても美味しいです黒ハート
アルコール度15%と高めです。

私はシェリー酒の「SOLERA1847」を思い出してしまいました。
もちろん、ぜんぜん違うお酒ですが、口当たり良く甘くてアルコール度
が高いのでついつい連想してしまいました。

スペイン滞在時はお酒を飲む機会が多かったですね。
シェリー酒、マンサニージャ、赤ワイン、クルスカンポ(ビール)、
それに赤ワインをファンタで割ったティント・デ・ベラーノ!!
レモン味とオレンジ味がありました(笑)懐かしいですね〜。
当時1ドリンク300ペセタほど(160円くらい)でした。
また、お酒といえば、セビージャの春祭りを思い出しますね。
飲んで歌って踊って食べて…が一週間ほど続くのです。スペイン三大祭り
の一つですからすごいお祭りでした。スペイン中のスリが集まってくる
から気をつけなさい、と言われたものでした。(→別途ブログに書きます)

帰国後、徐々にお酒を飲む量は減りました。
もし今、当時と同じようなスタイルで飲むとしたら、私の胃はどうなる
かな…?とふと思います。
今、ちょっとほろ酔いの良い気分ですぴかぴか(新しい)
posted by えこたん at 00:19| スペイン あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月17日

スペイン滞在記 〜通りの名前、感謝でした!!〜

スペインのアンダルシア地方都市、セビジャ(セビリア又はセビーリャ)
滞在中地図は本当によく使いました。地図命と言ってもいいほど。
使いすぎて穴があき破れてボロボロでしたがセロハンテープでつなぎ
あわせ使ってました。

方向オンチな私にとって有り難かったのは全ての通りに名前があり、
それらが全て地図に載っていた事です。地図を見た限りどんな小さな
路地、短い道にも必ず名前がありました。(すごいですよね、名前を
考えるのもつけるのも、根気のいる作業ではないかと思うのですが)

名前も千差万別、不思議なものから人の名前までありました。
カジェベルデ(緑通り)とか、カジェソル(太陽通り)、カジェフピテル
(ジュピター通り)、アモールデディオス(神の愛?通り)などなど。
カジェベルデ(緑通り)については、NHK「世界ふれあい街歩き」で
も取り上げられ、通りを歩くスペイン人にインタビューがありましたが、
誰もその名前の由来については、知らない様子でした。この通りはサンタ
クルス街にある狭い道です。

一度スペイン人に尋ねたことがありました。
「スペインの通りには全てに名前がついてるんですね」
「当然さ。日本じゃ通りに名前はついてないのかい?じゃ、道を尋ねる時どうするのさ?」

ん、なるほど。と思った瞬間でした。
日本では番地や目印になる大きな建物などでだいたいの方角・場所を
判断しますが、番地はいきなりとんでいることも多く、目印になる建物
などが何もない土地もありますよね。
道の名前があれば、タクシーの運転手さんに説明するのも簡単だろうな
と思ったりします。


posted by えこたん at 12:28| スペイン あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月06日

ジプシーキングスに思うこと

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初めてジプシーキングスの曲に出会ったのは、時代劇「鬼平犯科帳」の
エンディングテーマでした。
物悲しくて心の深いところを揺さぶられるギターの美しい曲。音楽の
ことはよくわからない私でしたが、夢中で曲を調べレコード店へ
はやる心をおさえながら買いに行ったものです。
(注意:このCDには、鬼平犯科帳のエンディングテーマ
「インスピレーション」は入っていません)



その後自分が渡西し、フラメンコを通して実際にジプシーの文化・歴史
に触れることになろうとは夢にも思いませんでした。


ジプシーのルーツはインドと言われておりますが、彼らはインドから、
エジプト、北アフリカ、さらにヨーロッパへ流れていきました。
とても器用な民族でナベなど日用品を作り、行く土地行く土地で
売っては生計をたてたり、また、歌や踊りなど音楽・芸能の才能にも
あふれ、訪れた各地の民謡や踊りを見よう見まねで取り入れ、それを
自分達のスタイルにしていきました。
フラメンコの一部の歌がイスラム教のコーランに似ていると思うのは
私だけでしょうか?
確かに彼らはその土地を旅し、さらにスペインへ流れて行ったのだと
歴史を感じることができると思います。

現在でも、フラメンコはさまざまな融合をとげ、進化?!を続けて
います。

フラメンコポップス、フラメンコロック、フラメンコジャズ…

ジプシーキングスの音楽もフラメンコ+αの要素がありますね。
親しみやすさとともに、フラメンコ的な深い味わい・根底にある
ジプシー的要素は力強く健在です。

歌詞のシンプルさが、却って素朴な強さを感じさせます。
また、スペイン語の勉強にも良いですね(笑)
(スペイン語に混ざり一部ジプシー語が使われています)



この平原

私が歌うところ

私が生きたところ

生きて、歌う




※CDの歌詞訳より引用。

今、このCD「エステムンド」の中で一番私の心に響いてくる歌詞
です。懐かしいような、揺さぶられるような、なんとも言えない気持ち
です。


また、ジプシー文化の背景としては悲しいことですが、差別や強制労働
・虐殺の歴史を省くことはできません。それゆえ、彼らの結束力は固いのです。
また、彼らはジプシーであることに強い誇りを持っています。
フラメンコはジプシーの誇り高い踊りです。
激しさにどんなに体が崩れ落ちそうになっても、キッと姿勢をただし、
視線は前を見据えます。まるでジプシーの歴史そのものです。
誇りを失わず前を見るのです。
彼らの誇り高い気高さ、強さ、激しさ、美しさ、ひたむきさを前に
ただただ圧倒され、私達外国人にはないものを、たぶん永遠に得られ
ないものを彼らは持っているのだと知るのです。
それでも、好きで仕方がないので皆、踊り続けるのだと思います。
悲しいかな、外国人は踊りの技術はいくらでも磨くことはできるのですが、
こういった空気は出すことができません。スペイン人(白人)でさえも
ジプシーをまねることはできないのです。



そのような魅力をジプシーキングスからも感じることができます。




















posted by えこたん at 23:54| Comment(0) | スペイン あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月05日

お正月に見たTV 〜関口知宏のスペイン鉄道の旅〜

1月2日夜、BSでやっていた関口知宏のスペイン鉄道の旅を見ました。
実はスペイン北部など、まだまだ行った事のない土地がたくさんある
ので、興味深く番組を見ました。

★印象に残ったこと
スペインという一つの国ですが、東西南北あまりにも気候風土の違う
土地・文化で構成されています。改めて驚きます。


北部のみずみずしい緑豊かな土地、バグパイプ(昔ケルト民族がスペイン
にも住んでいたそう)の演奏、バスク独特の言葉や文化を伝えゆく人達、
巡礼の道のゴールであるサンティアゴ・デ・コンポステーラ、そして
旅の途中なんと日本風温泉も登場しました。


★印象に残った場面 1
ラマンチャ地方に入ると景色は一変します。
緑はぐっと減り、赤茶けた大地が顔を出し、風車が登場。
町も漆喰で塗られた白い家に変わります。道で遊ぶ小学生ぐらいの子供
達の一人が関口さん手持ちのフラメンコギターでフラメンコを弾き始めた
のには、唖然。関口さんもビックリ。さらに歌も飛び出します。
フラメンコギターを弾く少年に「もっと力強く!!」とゲキを飛ばす
傍らのおじいちゃん。それに応えるように少年は力強くギターを弾きます。
見てる方も思わず熱が入ります。フラメンコは血なんだなとほほえましくも
羨望の気持ちで見てしまいました。



★印象に残った場面 2
さらに南下し、アンダルシア地方、グラナダへ。
カルメン・デ・ラス・クエバスというフラメンコ学校で関口さんが今回
の旅で作った曲をフラメンコギターの先生と一緒に完成させることに
なります。
関口さんは日本語で書きとめた歌詞を電車内で隣席となったスペイン人
にチェックしてもらいながらスペイン語に訳し、この日のために準備
していました。(すごい企画ですね!!)

フラメンコスタジオにギターの先生が入ってきました。と、後から
サブギター、カホン(箱型の打楽器、その上に演奏者は跨り手で箱を
打ちます)が続きます。みなで椅子を円状に寄せ集め、いよいよ始まり
ます。ちょっと緊張しますね〜。
関口さんの曲の披露が終わり、フラメンコギターの先生はさらに曲を
アレンジし、まとめあげます。フラメンコの香りに包まれるようなギター
の美しいメロディから曲の出だしが始まり、あまりにすごいアレンジ?
に関口さんは笑いが止まりません。「どのアレンジも美しすぎる!!
(決められな〜い!!)」と。

いよいよアレンジを何とか一つに絞った?!関口さん達は演奏本番に
入ります。
後半、曲が短調から長調へ変わり、関口さんの歌い上げるメッセージ
にアーティストの一人が微笑みうなづきながら、関口さんを見ます。
関口さんも歌いながら応えます。気持ちが通じ合った!!
そんな瞬間でした。


この後、学校を出た彼らは夜の暗闇へと消えていきました。
収録後、皆でバルに行き、語り合うのでしょう。
できれば、語り合う様子も放映して欲しかったです。

いいですねぇ〜!!

私自身、南部への思いが強いので、やはり印象に残った場面は南部の
町並みやフラメンコでした(笑)






posted by えこたん at 17:04| Comment(0) | スペイン あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月03日

シェリー酒を求めて 2

(「シェリー酒を求めて1」の続きです)


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酒蔵に一歩足を踏み入れた瞬間、暑くて乾燥したアンダルシアの空気は
一変し、暗くてヒンヤリした湿気を含むものへと変わりました。
そして、独特の香りに包まれました。

古いものから新しいものまで木の樽が積み上げられ、名前が書かれて
います。歴史を感じました。

有名な話だそうですが、ゴンザレス・ビアスの酒蔵では、ねずみを
飼っています。週に数回、シェリー酒とつまみをねずみ達にふるまう
そうです。もともとは、ねずみが樽をかじらないようにと始めたもの
ですが、いまでは、見学ツアーの目玉となっています。
小さなはしごをグラスにかけると、ねずみがはしごを登りシェリー酒を
飲むそうで、順番待ちの列もできると言われています。
残念ながら、このときの見学ツアーでは見ることができませんでした。
(この映像はYOU TUBEで見れます。興味のある方は是非!!)

最後に試飲コーナーがあります。そして、とても良い気分になったところで、
お土産コーナーにたどり着きます。
いろいろとありましたが、私は、シェリー酒の小瓶の詰め合わせが
とても気に入りました。

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ミニチュアのボトルに、カラフルなラベルが張られた6本のシェリー酒
がとてもかわいく見えました。入れ物のパッケージ缶も酒樽と葡萄と
キャラクターがデザインされ、洒落た感じになっています。

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それから、ゴンザレス・ビアス社のシェリー酒の顔、ティオペペ
(TIO PEPE)のキャラクター・キーホルダーを買いました。


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工場見学の後は、ヘレスの町散策をし、市場(メルカド)に行きました。
いろいろな物が売られていました。
小さな小エビ(サクラエビみたい)を買って、つまみながら歩きました。

そしてバスに揺られ、半分夢を見つつ、セビジャ(セビリア)の町へと
帰りました。


 ・・・    ・・・    ・・・    ・・・


ちなみに、英語ではシェリーと言いますが、スペイン語でシェリー酒の
ことをヘレスと言います。土地の名前がそのままお酒の名前になって
います。そして、シェリー酒を作れるのは、世界でゆいいつ、スペイン
のヘレスという町なのです。

posted by えこたん at 17:08| Comment(0) | スペイン あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月01日

うし年にかけまして…「闘牛 1」

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あけましておめでとうございます。
2009年1月1日、うし年の始まりです。

記念すべき今年のブログ第一号は、うし年にかけまして、テーマは
「闘牛」にしたいと思います。


闘牛ときいてどのようなイメージお持ちですか?
(日本にも愛媛県宇和島に闘牛がありますね。牛同士が闘います)
勇ましい、かっこいい、スペインの伝統…いろいろありますが、正直
私は、興味が持てませんでした。
そんな私が闘牛を知るにつれ、闘牛の魅力にハマっていきましたお話を
しましょう。



セビジャーナスというスペインの踊りについて、ある書物にこう書かれ
ていました。

「2人組の男女が踊りながら交互に行き交う様は、まるで闘牛の、
マタドール(闘牛士)と牛のようである」

この一行の文章によりまだ見ぬ闘牛への思いが募っていったのです。



東京月島で闘牛写真展があると偶然情報を得た私は、早速月島に向かい
ました。


美しい…これが闘牛?!


濃いピンク色の花びらのように舞うカポーテ(牛をあしらう布)、闘牛
士の背筋の伸びた美しい気品溢れる動作、光に反射して輝く闘牛士の
きらびやかな衣装、牛を挑発しどうだと言わんばかりの表情豊かな闘牛士、
納得のいく闘牛を披露した後、皆に祝福されこぼれるような笑顔の闘牛士…
生死をかけたゆえの美しさ、激しさ、そして笑顔を写真は捉えていました。



そのようなわけで、私の中の闘牛のイメージは、良い意味でガラガラと
崩れていきました。
そして、即、闘牛同好会に入会したのです(笑)


同好会は定期的に開催され、毎回テーマがありました。
牛の動物学的性質と闘牛との関係について。
闘牛のルールについて。闘牛の美男子学について。
文学から見た闘牛について。闘牛ビデオ鑑賞会、闘牛を実際見てきた
人達のお話発表会などなど。


闘牛についての興味深い話は、順を追って今後も続けていきます。
血と汗と涙と死…深いです。
スペインはつくづく不思議な国だと思います。


※写真は闘牛士ホセリートのカレンダーです。

つづく





posted by えこたん at 21:29| Comment(0) | スペイン あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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